シャンプーを変えたら髪がパサパサになってしまったのですが…

シャンプーで髪がバサバサになったというお悩みやご相談、多いですね。

シャンプーのラベルを見てみてください。「ノンシリコン」「石鹸系」「ヘアソープ」等の表記がありませんか?それぞれ理由は異なりますが、パサつきの原因になってる場合が多いです。

まず、ノンシリコンシャンプーについて…ですが、もともと美容院で使用されてるシャンプーってノンシリコンなんですよ。あと、かつて日本で一番売れていたシャンプーと言うのもノンシリコンでした。このシャンプーは昭和40年代から銭湯で売られてたシャンプーだったので爆発的に売れた背景もあるんですが、その後20年以上、売り上げ1位だった記憶があります。時を同じくして、パーマネントヘアが流行するわけです。髪の毛をくるくるにしたお母さん達が銭湯でシャンプーする。すると、髪の毛がからまって大変なことになる。メーカーさん、どうにかならないですか?と言う話しになる。

髪の毛ってPH4.5~5.5の等電点で安定していて、5.5よりもアルカリに寄ればキューティクルを開いて水分を吸収しようとし、4.5以下になると水分を逃すまいとしてキューティクルを引き締める作用があるんですね。シャワーのお湯はPH7~7.2なので、髪が濡れた瞬間にキューティクルが開くわけです。そこにシャンプーで泡立てると、キューティクルの隙間からシャンプーの界面活性剤が浸透して、毛髪内の資質を分解してしまうのと同時にキューティクルの開閉が出来なくなってしまう。髪の毛1本1本がパサついて毛羽立ってる状態ですから絡みやすくなるし、ダメージも進行してしまう。だからキューティクルと毛髪内をバリヤする意味合いで、シャンプーにシリコンが入ったんですね。こうすることで毛髪内の資質を守れるし、キューティクルを荒らさないで洗い上げることが出来る。…けど、当時のシリコンは防水用のシリコンと似たような粘性の高いシリコンだったため、髪の毛に絡み付いてしまって取れなくて、パーマがかからなかったりカラーが入らなかったりで、シリコン入りのシャンプーは美容師には嫌われていました。僕が美容師になった25年ちょっと前は、そんな状態でした。今はまた、違うんですけどね。そういう意味合いで、さろんど・さかえで特にトリートメントやトリートメント込みのメニューをされたお客様には、ノンシリコンシャンプーは絶対に使わないでとお伝えしています。丁寧に入れたトリートメントが一瞬で分解されてしまいます。

次に石鹸系シャンプー。これはヘアソープも一緒で、石鹸系の界面活性剤を使用したシャンプーで、肌に優しいと言われていますが洗浄力は強めだと思ってください。また、ダメージのある髪の毛に使用すると毛髪内部や表面で、ヘアソープ内の苛性ソーダとシャワーのお湯の中のミネラル分(カルシウムやマグネシウム)と結合して酸化することにより石灰が出来てしまい、これがパサつきの原因や縮毛矯正剤、パーマ、カラーの薬剤を減力させる原因に繋がることがあります。また、キューティクルの表面の油分を落とし過ぎてしまうので注意が必要です。

2 comments on “シャンプーを変えたら髪がパサパサになってしまったのですが…”

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